ライセンス契約の入門書
ソフトウェア関連の取引実務に関わっていると、ほとんどの場合に著作権などの知的財産権に関する条件が含まれている契約書を扱うことになります。
それならばということで、著作権、特許権などの知的財産権について知ろうと書店に行くと知的財産権のコーナーに行くと、それぞれを専門とする書籍が並んでいますが、専門書だけに分量も多くなかなか手が出ません。
良い入門書がないかと探していて出会ったのが、「民法でみる知的財産法」という本です。知的財産権に興味を持つ学生を対象にした入門書として民法の物権や債権に関する知識を基礎に民法と知的財産権を比較して丁寧に説明がなされているので、理解しやすいと思います。
2008年が初版で、その後の2008年と2011年の特許法改正に対応した2012年の第2版があります。2018年、2020年の著作権法改正など最近の改正にも対応した版が待たれるところです。
<関連リンク>
民法でみる知的財産法[第2版]
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6006.html